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世界中で進むプラスチックごみ問題 いま私たちにできることは?

プラスチックごみ 問題

プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材です。しかしプラスチックは自然界で分解されず、環境に大きな負荷を与えている側面もあります。世界中で深刻化するプラスチックごみ問題はなにが原因なのでしょうか。今の私たちができることも詳しく解説します。

プラスチックごみ問題とは

プラスチックごみ問題とはどのような問題を指すのでしょうか。プラスチックごみの定義や種類など、詳しく説明します。

プラスチックごみとは

プラスチックごみとは使用済みのプラスチック製品が自然環境中に放出されたものです。一般的なプラスチックは自然では分解されず、永久に残り続ける性質があります。この性質のために、さまざまな環境問題の原因になっています。

プラスチックごみの種類

プラスチックごみにはさまざまな種類があり、大きさや形状も多様です。
例えば、次のような種類に分けることができます。

● 容器包装類:ペットボトル、食品容器、レジ袋など
● 日用雑貨類:歯ブラシ、ヘアブラシ、文房具など
● 繊維製品類:洋服、靴、バッグなど
● その他:ゴミ袋、傘、おもちゃなど

プラスチックごみの現状

約150年前にプラスチックが発明されてから、自然環境中に放出されるプラスチックの量が増加しています。現在では、世界中で1年間に排出されるプラスチックごみの量が3憶トンを超えている状況(2019年のデータ)です。
日本だけを見ても、1年間に排出されるプラスチックごみの量は850万トン以上。今後も世界人口の増加に伴い、さらに排出量が増えていくことが予想されています。

プラスチックごみ問題が起こる原因

環境に影響を与えるプラスチックごみですが、なぜ発生してしまうのでしょうか。その原因を詳しくみていきましょう。

プラスチックごみの発生源

海や海岸に漂着するプラスチックごみの7~8割は、街から河川を伝わって海に流れ出ているといわれています。つまり我々人間の活動に大きく関わっているといえるでしょう。

プラスチックごみの発生源を調査した結果、「ポイ捨て」や「不適切な廃棄」などのような「投棄・ポイ捨て系」の発生源と、使用者の意図しない「漏洩系」の発生源の2種類であることが判明しています。回収されたプラスチックごみも焼却処分されると二酸化炭素を排出するため、そもそもプラスチックごみ自体を減らすことが重要です。

プラスチックごみの環境への影響

プラスチックごみが海洋へ流出すると、さまざまな環境問題を引き起こします。例えば、海洋生物に絡まって死傷させたり、誤飲させたりする問題が挙げられます。また、マイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下の小さなプラスチックは、人体や生物の体内での影響が判明していません。しかし食物連鎖を通じて私たちの体内に取り込まれる可能性があります。
その他、海岸漂着ごみによる景観の悪化なども大きな問題です。海洋だけではなく陸上でも土壌汚染や水質汚染、景観の悪化などの問題につながっています。

プラスチックごみ問題の対策

環境に大きな負荷をかけているプラスチックごみ問題を解決するためには、どのような方法があるのでしょうか。実は個人でもできることが多くあります。

不必要なプラスチック製品の購入を控える(個人)

プラスチックごみの発生を防ぐために、不必要なプラスチック製品の購入を控えることは大切な対策です。
例えば、レジ袋のようなワンウェイのプラスチックはごみが増える元。意図的なポイ捨てでなくとも、風に飛ばされるだけで簡単にプラスチックごみになってしまいます。これらの購入を控え、マイバッグの使用を習慣化してみましょう。
また、環境を考えたプラスチック製品として、リサイクル原料や植物由来原料のプラスチックを選ぶことも大切です。

積極的にリサイクルに取り組む(個人)

使い終わったプラスチック製品は、ごみに出すのではなく積極的にリサイクルしましょう。リサイクルするときには分別の徹底を心がけることも大切です。自治体の回収場所に持っていく場合には、ホームページなどで分別方法を確認しておきましょう。

リサイクルしやすい素材の採用(企業)

プラスチックごみ問題の解決に向けて、個人だけではなく企業単位でも問題解決に取り組むことが必要です。
例えば分別しやすく、再生しやすい素材を活用した商品の開発・販売などがあります。
また、本来捨てられずはずだったものをリサイクルした原料を使って、新たな材料を作ることも必要です。

まとめ

プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材ですが、通常のプラスチックの場合は、自然界で分解されずに環境に大きな負荷を与えています。
プラスチックごみ問題を解決するためには、すべての人間が積極的に対策に取り組むことが大切です。私たち一人ひとりが日々の生活の中でできることから始めることで、この問題の解決に貢献することができます。