Interview

株式会社ユナイテッドアローズが展開するUNITED ARROWS green label relaxing ECOPET®の素材の魅力と採用の理由とは

株式会社ユナイテッドアローズが展開するUNITED ARROWS green label relaxing。

そのレーベルとしての環境に配慮する思いと、コロナ禍においてのファッションの役割、一洋服屋(アパレル・レーベル)として向き合う姿勢について、UNITED ARROWS green label relaxingの坂下ディレクター(以下GLR坂下ディレクター)に話を聞いた。

弊社

UNITED ARROWSの中でも、他のブランドよりgreen label relaxingはエコを意識されていたと思います。そのこともあってか、ECOPET®素材を早くから採用いただいていますが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

GLR坂下
ディレクター

グリーンレーベル リラクシングで僕がエコを意識して考え出したのは2012年のことです。「エコスーツ」をリリースした時で、まずはスーツから始めようと思いました。そのきっかけは、当時欧米諸国では環境に配慮した素材の広がりがあり、当社でもそのような取り組みを行いたいと考えたことでした。そのことに加えて、回収したポリエステル繊維製品をリサイクルして循環させる「エコサークル」の活動をしていた帝人フロンティアに共感し、ECOPET®素材を用いて商品化していきたいという思いになりました。

弊社

スーツからスタートしECOPET®素材を取り扱い始めましたが、ジャケットまでひろげていった理由はどういった経緯だったのでしょうか。

GLR坂下
ディレクター

はい。今の時代性にあったものつくりをしたいという思いが背景にあります。スーツからジャケット&スラックスが主流になってきたこともあり、環境配慮型商品ECOPET®という素材の可能性を追求するとともに、アイテムの「幅だし」を行いもっと世に広げていきたいと感じたからです。

弊社

ECOPET®というブランドに対しての思いはありますか?

GLR坂下
ディレクター

可能ならば「エコサークル」の取り組みがまたできたらいいなと思います。それと、海外では環境配慮型のアイテムが当然のように存在することを考えると、ECOPET®素材を使ったアイテムも衣服だけでなく日本社会の様々な分野で広がっていってほしいですね。というのも高度成長期から自分たちの世代があり、そして今の若い世代がある。どこかで環境に対する意識を変えていかなければいけないという思いがあるからです。ECOPET®は洋服だけではなくそれ以外の分野でも広がっていますが、帝人フロンティアの繊維に機能を持たせるという技術力でECOPET®の更なる分野の広がりに期待しています。

洋服の分野としては、スーツから始まりジャケットまで進めてきましたが、そこからさらにカジュアルウエアに広げることで、ECOPET®という素材が広がっていったらいいと考えます。そういった取り組みがもっと自然にできればいいなと思っています。

弊社

帝人フロンティアのECOPET®の素材の魅力についてどのように思われますか?

GLR坂下
ディレクター

これまで様々なアイテムで使用してきましたが、今後もさらに成長する可能性を秘めた繊維だと感じています。ほかの素材と比べると、風合いがとてもいいですね。エコな素材ということを知らない人がみても、とてもいい素材だと思います。そういうものつくりをされている帝人フロンティアの素材開発力がとても素晴らしくて重要だと考えています。御社はそれが可能なものつくり集団だと思いますし、これからも帝人フロンティアという会社には期待しています。

弊社

ありがとうございます。今回のジャージ素材のジャケットの、特徴やポイントはありますか?

GLR坂下
ディレクター

仕立てにこだわったこともあって、肩ひじ張らず着用できるところがポイントですね。襟とか肩回りなどはかっちりとして見えながら、肉厚感がライトすぎずヘビーすぎずちょうどよいジャージのジャケットです。シーズンレスで年間通して着ることができ、しかも劣化もしづらいため長年愛用できる。そのことも結果としてエコに繋がるのではと思いました。

弊社

最後に、GREEN LABEL RELAXINGとして今のご時世のファッションに対する思いをお聞かせください。

GLR坂下
ディレクター

今のこのコロナ禍で社会・世界の雰囲気がよくない中で、洋服屋であるGREEN LABEL RELAXINGとしてはファッションを通じてお客様に少しでもワクワクドキドキしてもらいたいと思っています。今後もお客様がおしゃれを楽しむことで、気分を上げ、明るく前向きなマインドになって頂けるような洋服の企画を、今後もしっかりやっていきたいと考えています。ちょっとまじめすぎるかな(笑)。

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